今回は、「Teachableの日本語ローカライズ機能であるカスタムテキストの項目数がめっちゃ増えてました」ということをお伝えしながら、Teachableの日本語化の必要性について解説します。また具体的に日本語化する際の王道手順3ステップについても解説いたします。日本語対応は結構タフな作業ですが、ちゃんと対応しないと今まで以上にハードルが上がる見た目になってしまって大きな機会損失になるかもしれません!
↓動画解説はこちらから↓
目次
今回お伝えすること
英語システムのTeachableで日本語化対応するというのはそれ自体大変な作業なのですが、カスタムテキストの項目がまた増えた!なんて聞くと、これからティーチャブルを始めようと思っているあなたはちょっと敬遠したくなりますよね?僕だったらそうなります(汗)。
そこで今回は、カスタムテキストの項目数の増加状況や決済ページの見た目の変化を例に取りながら、Teachableの日本語化の必要性について解説したいと思います。その上で改めて「日本語化ってどうやればいいの?」を詳しくお伝えします。
今回お伝えすること
・なぜ日本語化が必要なのか?(日本語化しないとどうなってしまうのか?)
・どんなことに気をつけて日本語化対応を実践すべきか?
これが理解できます。Teachableの日本語化、この実態を正しく理解して、こうすれば何とかなる、を体感してもらえたらと思います。
カスタムテキストの増加状況
まず最初、カスタムテキスト(=日本語ローカライズできる機能)の項目数の増加状況を見てみたいと思います。
このような表(「カスタムテキスト項目(目安)」)を用意しました。カスタムテキスト項目数の増加状況をまとめたものです。
僕のリサーチ情報なのですが、(1)2020年6月と(2)2020年10月と(3)2021年2月に分けてみました。これは僕がTeachableの日本語化テンプレートを作った時に調べた項目数となります。あくまで目安としてみてください。
(1)2020年 6月時点
580項目ぐらいありました。確かそれぐらいだったと思います。これでもすごく多くてめんどくさいな、と思っていたのを覚えています。
(2)2020年10月時点
617項目ありました。30項目以上増えてました。
(3)2021年2月時点
4月後、見てみたらなんと658項目になってました。プラス40項目も増えたことになります。
さらに(3)の2021年2月については内訳を見てみました。
Checkout*セクションが一番増えていて14項目、それにCoursesセクション項目やAccountsセクションがそれぞれ10項目近く増えてました。その他Commonセクション、Credit Cardセクション、Email Subjectsセクションが2項目ずつ増えている、という状態でした。これは、Teachableシステムのシステム改善に合わせて画面改修が入り、それに応じてカスタムテキストにも手が入るという流れで増えていったものと思われます。
このようにTeachableのシステム改善とともにカスタムテキストも増えていくっていうことがわかります。
決済ページの見栄えの変化
次に、14項目増えたCheckout*セクションに関して、リリースノートを確認してみるとしっかり改版情報が載っていました。決済ページの見栄えの変化お見せしたいと思います。
(1)2020年6月時点
2020年6月時点というのは僕が最初見たときの決済ページというのは、Order SummeryからAccount InfoそしてPaymentということで、注文情報、アカウント情報そして支払い情報の三つのセクションしかなく、クレジットカードの入力が一番ハードル高そうな画面でした。
(2)2020年10月時点
それが2020年10月時点でBilling Address(請求先情報)ということで、アメリカの人に向けてただけですが、請求先情報の明記を必須とするという風に仕様が変わったんですね。ただしその時点では日本はアメリカじゃなくて「Japan」を選択すれば、あとは郵便番号(=Zip Code)だけ入れればOKでした。この時もカスタムテキスト項目が増えたんです。
(3)2021年2月時点
さらに今から3週間前の2021年1月にリリースノートが出ていて、「米国以外にも請求先情報での住所の記載を必須とします」と出ていたのです。それに伴い決済画面の請求先情報セクションの必須情報としてアドレスとかストリートとかシティというところや地域を入れるなど、細く画面仕様が変わったんです。で、それに伴ってカスタムテキストの項目数も増えたという流れです。
このように日々進化してるんですね、Teacahbleは。そしてそれに合わせてカスタムテキストも増えていってるんです。
カスタムテキストの今後
上記のことからも明らかなように、今後も何かしらシステムの改善に伴って必ずカスタムテキストも増えていきます。ここで大事なのは、1回直したからオッケーというわけにはいかない、ということです。最低限、都度増えた英語テキストには対応していく必要がある、ということなんです。
「じゃあどうすればいいの?」というあなたのために、次は具体的な日本語化作業の対応手順を解説します。
日本語化対応手順〜ステップ1:全部の英語テキストを日本語に変更
ここでは具体的な日本語化の手順(カスタムテキスト対応)について解説します。対応方法としては、次の3つのステップを踏みます。
まず最初に、全てのCustom Textの英語テキストを日本語に変更してしまう、これを一気にやってしまう、ということです。
これには具体的にはGoogle翻訳で日本語化したものをペタペタ貼り付ける方法があります。もうちょっと精度を上げたければDeepLという翻訳ツールを使って日本語にしていく、という方法もあります。または、僕の作った「Teachable日本語化テンプレート」を使って日本語化していく、という方法もあります。←これオススメです。
ということでまず一つ目は全部の英語テキストを日本語化対応することが必要だということです。
日本語化対応手順〜ステップ2:実際に想定できる画面を表示させ見た目をチェック
2ステップ目は、今度は実際に想定できる利用シーン、画面を表示させてみて見た目をチェックするということです。これ結構というか一番大事なんです。
でもこれはできる範囲で構いません。というのも自分でできる範囲というのは限られているからです。なぜかと言うと、僕たちはTeachableのシステム管理者ではないからです。全部の画面をチェックするというのはシステム管理者でもない限りほぼ不可能です。よっぽどマニアックな人でいろんな画面をいろんなパターンで入力して試してみて触ってみて、画面を押さえていないととても無理な事なんです。僕たちシステムを利用する側の人間というのは、例え管理者としてログインしたとしても、Teachableを作っている人ほどは利用シーンを抑えきることができないのです。
なので、都度利用シーンに出くわして「あっ、これ直さなきゃ」と思ったら直していく、とかしないと精度をあげる方法はないんですね。「イケてないな、この日本語」と思ったらそのタイミングですかさず修正していく、これが現在のTeachable日本語化対応の実態です。僕自身もまだすべての利用シーンは抑えられていません。これは今後の課題でもあります。
日本語化対応手順〜ステップ3:チェック結果で日本語を微修正
そして三つ目。これは前段のステップでチェックした結果で日本語を修正する、ということです。ここまでやれば日本語化対応はとりあえずOKです。
加えてオススメな方法
加えて一つおすすめな方法を述べておくと、「他の人のTeachableサイトを触ってみる」これ結構お勧めです。僕は自分のTeachableサイトの日本語テキストを洗練させる方法としてよく行ってきました。
これ何かと言うと、他の人のTeachableサイトを見て、無料コースならサインアップしてみて、どんな日本語を使っているのか?その利用シーンですね、これを自分のサイトと比較してみるんです。そして「こっちの見た目の方がいいな」と思ったら自分のカスタムテキストの該当項目をイケてる日本語に直してしまうんです。
こうすることで徐々にではありますがでも確実にあなたのTeachableサイトはいい感じの見た目になっていくことは間違いありません。是非試してみてください。
まとめ
Teachableの日本語化対応というのは恐れる必要はないのですが結構長期戦になるということを心得ておきましょう。でも今回のやり方を意識するだけであなたのTeachableサイトを確実にいい感じの見栄えにすることができると思いますのでぜひ参考にしてください!
この記事を書いた人
-
山形県出身の50代システムエンジニア。
バブルの終わりに大手IT企業のシステム子会社に入社。以来25年以上システムエンジニアとして多くのシステム構築プロジェクトに携わる。
単身生活10年、パワハラ上司との長年の格闘など、いくつかの転機を迎えながら、このままSEとして会社にしがみつく人生に不安を感じ40代後半からひとり型ビジネスの起業ノウハウを学び始める。
現在は、はじめてオンラインスクールを立ち上げる方に、講座のコンセプトや動画の作り方からシステム実装まで一貫してサポートしている。
最新の投稿
- teachable2021年3月1日Teachableの日本語化とは?
- オンラインシフト2020年12月30日オンライン創業〜オンライン講座の未来はどうなる?
- オンラインシフト2020年12月30日オンライン創業〜オンラインスクール作成で苦労した点
- オンラインシフト2020年12月29日オンライン創業〜具体的に進めるスケジュール例