ここでは実際に僕がオンラインスクールを作った時に苦労した点を紹介します。これから初めてオンライン講座作成にトライするという方に参考になれば幸いです。
目次
コンセプトが決まらない
苦労した点の一つ目は、「コンセプトが決まらない」ということです。正確に言うと「決まらない」ではないんです。一応一旦決めるんです。ターゲットを決めてこんな人が、こうやって、こんな風になれる、ということを何回も何回も考えて一回決めるんですね。でも、やっぱり自信がないんですね。それで途中何回も何回も見直しをしました。
今言えることは、この「コンセプト」というのは最初からいいものが出来るわけない、ということ。出来なくて当然なんです、なぜならこれまでやったことがないのだから。だけどサラリーマン、特に僕たちのように50を超えたサラリーマンというのは妙なプライドみたいなものがあって、なかなか素直にできない、認められない、というか、結構苦労するんですよね。コンセプトを決めるという事に対してもすごくハードルがありました。
でも今回、取り組んでみて思ったのは、そんなおじさんだからこそ(笑)、僕達50代だからこそ取り組んだ方がいい、それが「オンライン講座で稼ぐ」という方法だと行き着いたんです。ネタは必ず自分の中にあります。自信をもってチャレンジすれば成功は案外近くにあるものなんです。コンセプトが決まらない、というのも考え続ければいずれたどり着けるものということがわかりました。
行動が止まる
苦労した点の2つ目は「行動が止まっちゃう」ということですね。これはありました。なんで行動が止まってしまうのか?というと、これはやはり「良いものを作んなきゃ」というマインド、これが行動をとめていたんだと思います。
誰しもあるかと思うのですが、20年以上どっぷりサラリーマンをしていると「最低でも平均点は取らなきゃ」、とか「合格点取らなきゃ」みたいなマインドにどうしてもなってしまうんですね。でも実はそんなこと必要ないんだ、20点でいいんだ、ということが後から分かりました。
またこの行動が止まるパターンとしてあったのが、やる前から聞きかじった事前情報で「無理じゃないか?」と思ってしまうことでした。「自分にはこんなこと恐れ多いんじゃないか?」「無理なんじゃないか?」「とてつもないことにチャレンジしようとしてるんじゃないか?」と、自分で壁を大きく、ハードルを高くしてしまうんですね。このマインドとの戦いはすごく苦労しました。
お金をもらうのが怖い
そして次は「お金をもらうのが怖い」です。これも「行動が止まる」にも繋がるのですが、このお金をもらうということにすごく苦労しました。
商品を作り出してだんだん形になってくると自分でも「やっぱこれいいよね?売れるよね?売れるんじゃないか?」と思っちゃうんです。そうすると、なぜか、特にリリース直前になると、もう一つの収入源、給料以外の収入源が欲しいと言っておきながら「収入が入るの嫌だ、変わるのが、いやだ」というような無意識の感覚というかそういうものが起きてしまって怖くなっちゃうんですよね。それでいろんな手が止まってしまうということを無意識に引き寄せたりしてしまうんですよね。そしてそれを理由にして「やっぱり自分は無理なんだ、自分で稼ぐなんて出来っこない」と、売れないでいることに安心してしまう、、、そんな時がありました。
これは、もし本当にリリースして商品が売れちゃって収入が実際に入ってきたら、それこそハッピーなことなのに、でもこれまで続けてきたサラリーマン生活をやめなくちゃいけなくなるかも?みたいな「今までと違う状況になる」「今までから変化してしまう」ということがものすごく怖かったんだと思います。
人に聞けない
あともう一つですね、これもよくあることかもしれませんが「分からないことを人に聞けない」これもすごく苦労しました。
ちょっとつまづいたり、ほんのちょっとだけなんだけどもなかなかクリア出来ないことってありますよね?そんな時にすぐに質問できる環境がないと結構きついんですよね。で、頭の中でぐるぐるしてしまって「これやばいんじゃないか?」とか「すごい壁だな」とか思いながら、誰か聞きたい人がいたりしても「聞いて失礼なやつじゃないか?」とか「嫌なやつって思われたりしないかな?」とか今度そっちのことで考えがぐるぐるしたりして、、、
わからないことを人に聞けない、これは本当に苦労しました。
サラリーマンマインド→20点主義
そんな感じでいろいろ苦労したことありました。技術的な面で止まってしまう、ということもいっぱいありましたがそれ以上に、「良いものを作らなきゃ」とか「お金をもらうのが怖い」とか「わからないことを聞けない」といった、サラリーマン人生で長年培った「マインド」これに大きく影響されました。
「平均点じゃないと意味がない」とか「わからないことは自分で調べるべきだ」とか「人に頼るんじゃない」とかそういった感情が少なからず出てきました。
それに対して「20点主義(20点でいい)」という考えがあるんですけども、これは、サラリーマンマインドとは真逆の考え方なのですが、こういった、起業するにあたってとても大事なマインドに少しずつ切り替えていく、20点でいいから一通り作ってそしてさっさと市場に出しちゃう、こういったマインドに少しずつ切り替えることでクリアできました。あなたも大丈夫ですよ!
背負うべきものがたくさんある50代だからこそ伝えられること、できること、って実は誰にでもあると思うんです。それをやれればいいのだと思います。
今後もオンライン創業に関する情報を更新していきます、よろしくです!
この記事を書いた人
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山形県出身の50代システムエンジニア。
バブルの終わりに大手IT企業のシステム子会社に入社。以来25年以上システムエンジニアとして多くのシステム構築プロジェクトに携わる。
単身生活10年、パワハラ上司との長年の格闘など、いくつかの転機を迎えながら、このままSEとして会社にしがみつく人生に不安を感じ40代後半からひとり型ビジネスの起業ノウハウを学び始める。
現在は、はじめてオンラインスクールを立ち上げる方に、講座のコンセプトや動画の作り方からシステム実装まで一貫してサポートしている。
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